蜘蛛の巣を払う女(感想・評価・レビュー・ネタバレ)

蜘蛛の巣を払う女(感想・評価・レビュー・ネタバレ)

蜘蛛の巣を払う女(原題:The Girl in the Spider’s Web)

ポスター画像

あらすじ

特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、背中にあるドラゴンのタトゥーが特徴のリスベットは、AIの世界的権威であるバルデル教授から、図らずも開発してしまった核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局(NAS)から取り戻してほしいと頼まれる。依頼を受けて陰謀の裏を探っていたリスベットは、やがて16年前に別れた双子の姉妹カミラの存在にたどり着き、カミラが仕かけた罠にはまってしまう。(映画.comから)

スタッフ

監督 フェデ・アルバレス
製作 スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、オーレ・ソンドベルイ、ソーレン・スタルモス、ベルナ・レビン、エイミー・パスカル、エリザベス・カンティロン
製作総指揮 アーノン・ミルチャン、ロバート・J・ドーマン、デビッド・フィンチャー、リーネ・ビンテル・スクイユム・フンク、ヨハンネス・イェンセン、アンニ・ファウルビー・フェルナンデス
キャラクター創造 スティーグ・ラーソン
原作 ダビド・ラーゲルクランツ
脚本 ジェイ・バスフェデ・アルバレス、スティーブン・ナイト
撮影 ペドロ・ルケ
美術 イブ・スチュワート
衣装 カルロス・ロサリオ
編集 タチアナ・S・リーゲル
音楽 ロケ・バニョス

キャスト

クレア・フォイ:リスベット
スベリル・グドナソン:ミカエル
シルビア・フークス:カミラ
ラキース・スタンフィールド
スティーブン・マーチャント
クレス・バング
クリストファー・コンベリー
シヌーブ・マコディ・ルンド
ビッキー・クリープス

予告編

感想・レビュー(ネタバレあり)

前作にあたる『ドラゴンタトゥーの女』は大好きな作品なので、監督・主演ともに交代になった本作にはかなり不安があったのですが、観てみないことには感想も言えない。ということで、TOHOシネマズデイということで料金の安くなる14日、TOHOシネマズ難波で観賞してきました。

そもそもこのシリーズはスウェーデンのミステリー小説『ミレニアム』シリーズを映画化したもので、『①ドラゴン・タトゥーの女』『②火と戯れる女』『③眠れる女と狂卓の騎士』『④蜘蛛の巣を払う女』の4作品がある。過去にはスウェーデンで①〜③が、デヴィッド・フィンチャー監督によって再度ハリウッドで①が映画化されている。今回はハリウッド版の2本目で、なぜか②と③を飛ばして4作目『蜘蛛の巣を払う女』を映画化。

まず最初に、この作品に関心を持っている人の大半は前作デヴィッド・フィンチャー版『ドラゴンタトゥーの女』のファンだと思うのだけど、正直なところ、前作ファンにはおすすめできない作品です。そもそも、前作は真実を探すミステリーだったが、今作はアクション寄りのサスペンスと呼ぶのが適切な内容(ぶっちゃけ007みたいな感じ)で、作風が全く違うという。

話の展開を簡単に説明しても、リスベットが依頼で核攻撃プログラムを盗み、謎の男たちにプログラムを奪われ、依頼者を殺され、依頼者の息子を連れて逃げ、依頼者の息子が連れ去られ、助けに行って捕まり、仲間の援護で助かり、最後は黒幕の妹やっつける、みたいな感じのストーリー展開でドタバタと忙しい。そのくせ、すぐピンチに陥るのにご都合主義でどうにかなってしまい、あまり緊張感もない。黒幕となるリスベットの妹カミラの組織にしても、鼻をもがれた人が登場するくだりが恐怖感のピークで、実際に登場してからはやり口がすごくヌルくてガッカリ。いろいろとすごく残念。

それでも、リスベットが魅力的ならまだ良かったのだけど、クレア・フォイのリスベットに前作のルーニー・マーラほどの魅力が無い。ルーニーのリスベットにあった暗鬱な凶暴さや健気さが薄れて、なんだか普通の人になってしまったように感じてしまう。クレアのリスベットは不安そうな目をしていて、反骨心が感じられないのがちょっと違うなあと。

また、前作にあった恋愛要素をほとんど無くしてしまったことが個人的には非常に残念。監督曰く、ミカエルが女性にモテるのが理解できなかったために、恋愛要素を薄めたそうな。「なんであのおっさんがモテるんだ!007だからか!クソが!!」などと憤りながらリスベットのツンデレっぷりを観るのが楽しかったので、これまたガッカリ要素。

評価

管理人の評価:★★★(3.0/5.0)

展開を派手にしてエンターテイメント色を強めたのは良いことなのか、そうで無いのか。感じ方は観る人によると思うけれど、自分が求めていたハリウッド版ミレニアムはこれではありませんでした。

完全に別物の作品として観ればそこまで悪く無い気もするけれど、前作が良すぎただけに、凡作という評価になってしまうのは仕方ないところか。

 

↓デヴィッド・フィンチャーが監督、ルーニー・マーラが主演のハリウッド版第1作。
[amazon_link asins=’B018S2EZ16′ template=’original’ store=’migration1064-22′ marketplace=’JP’ link_id=’bbbf82ce-09d4-49c0-94e0-ac49569c9401′]

↓こっちはスウェーデン版。

映画感想カテゴリの最新記事