オスカー受賞監督、デイミアン・チャゼル監督のおすすめ映画を紹介します!
チャゼル監督は1985年生まれと映画監督としては非常に早熟で、史上最年少の32歳でアカデミー監督賞を受賞しています。学生時代にはミュージシャンを志したこともあるようで、音楽を題材にした作品が多いのはその影響が大きいのかもしれません。
まだ監督作は少ないですが、どの作品も評価が高く、今最も注目されている若手監督といっても過言ではありません。映画ファンなら要チェックの監督です!
おすすめ作品
ファースト・マン【2019年】
『ラ・ラ・ランド』に引き続きライアン・ゴズリングとの再タッグで、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描く伝記物。月面着陸という歴史的偉業を、あえて壮大な物語ではなく、本人と家族の個人的な体験として小さく親密に描く。
ラ・ラ・ランド【2017年】
売れない女優とジャズピアニストの恋をミュージカル調に描く。高速道路ワンカット長回しミュージカルは最高のオープニング。夢を追うことの酸いも甘いも描き切ったほろ苦いラストシーンにグッとくる。ライアン・ゴズリングの最後の表情でノックアウト。
セッション【2015年】
J・K・シモンズの演じる狂気の教師フレッチャーを怪演。「ファッキンテンポ!!」と怒鳴りつけて譜面台を投げつけ、生徒の手から血が流れてもドラムを叩かせつづける様はまさに鬼。ラストの演奏(バトル?)シーンは圧巻のひとこと。
ひとこと感想
まだ監督作の数こそ少ないけれど傑作揃い。これ以外にも脚本で携わっている作品もあります。
まだまだ若いうえに、『ファースト・マン』で音楽映画以外も作れる幅の広さも見せてくれたので、これからもどんどん名作を生み出してくれる予感がします。なにより自分で脚本をかける監督は強い。