【感想】顔たち、ところどころ(2018年)

映画感想

顔たち、ところどころ(原題:Visages Villages)

ポスター画像

あらすじ

「ヌーベルバーグの祖母」とも呼ばれ、女性監督の先駆者としてカンヌ国際映画祭やアカデミー賞の名誉賞も受賞している88歳のバルダと、参加型アートプロジェクト「Inside Out」で知られる34歳のアーティスト、JR。親子ほども年の離れた2人がフランスの田舎をトラックで巡りながら、市井の人々と接し、作品をともに作り、残していくいく旅の様子を記録した。(映画.comから)

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督 アニエス・バルダ、JR
製作 ロザリー・バルダ
共同製作 チャールズ・S・コーエン、ジュリー・ガイエ、ナディア・ターインセブ、ニコル・フ、エチエンヌ・コマール
脚本 アニエス・バルダ、JR
編集 アニエス・バルダ、マキシム・ポッツィ=ガルシア
音楽 マチュー・シェディッド
ナレーション アニエス・バルダ、JR

キャスト
アニエス・バルダ
JR

予告編

感想・レビュー

この映画に関しては、ちょっとアビーロードっぽいポスターを見た時点で一目惚れして観賞を決定。ポスター以外のツーショット写真も全て超絶素敵なので必見。ということで、アートのことはからっきしなのでJRが誰なのかも知らないまま、なんばパークスシネマにて『プーと大人になった僕』と連続観賞してきました。

さて内容はというと、88歳のお婆ちゃんバルダと34歳のJRが共同で作品を作る様子を撮影したドキュメンタリー映画で、二人がトラックでフランスの田舎街を巡って、いろんな人の写真を撮ってはいろんな場所に貼り付けていくという、ただそれだけの映画。本当にそれだけなのに、なぜか面白いから不思議。

フランスの風景を見ているだけでも心が癒されるし、二人のやりとりも軽妙で素敵。JRの飄々とした感じとバルダの時々スネちゃう感じとか、それだけでも一生見ていられる気がする。作品の最後には、バルダの昔からの知人だというジャン・リュック・ゴダールに会いに行くくだりがあるんですが、その結末には思わず苦笑い。思わず今年観た『グッバイ・ゴダール!』を思い出して、一人で納得してしまいました。

ドキュメンタリー映画というには演出過多な気がしなくもないんですが、普段ドキュメンタリー映画をあまり見ない自分にはこれくらいが丁度よかったですな。直前に観た『プーと大人になった僕』では、いろいろとめんどくさいことを考えてしまってあまり癒されなかったのですが、この映画のおかげで癒されることができました。なんだか心が豊かになったような気がします。非常に満足。

評価

管理人の評価:★★★★(4.0/5.0)

この映画に関しては、本当になんと表現したらいいかわからないんですが、とにかく面白いので一度観てほしい作品です。自分のようなアートに無知な人間でもすごく楽しめたので、アート好きな人にはマストな映画なんじゃないかと。おすすめ。

コメント

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