ヘイト・ユー・ギブ(感想・評価・レビュー・ネタバレ)

映画感想

ヘイト・ユー・ギブ(原題:The Hate U Give)

感想・レビュー(ネタバレあり)

黒人の少女がある事件をきっかけに社会の人種差別と向き合う青春ドラマ。差別というテーマを扱うが、主人公の成長やアイデンティティ、家族愛がメインで、青春ものとして出色の出来。本当の意味で”THUG”という言葉の意味を理解し差別を越えていく彼女に涙。

ここがGOOD!

◎ヤングアダルトというジャンルで人種差別を描くことの新しさ。

◎単純な人種問題に留まらず、主人公の成長を中心に描くことで感動がある。

◎一方的な視点だけでなく、閉鎖的な黒人社会の問題点も描く。

◎黒人vs.白人の構図に収めない、その一歩先を見せるラストが素晴らしい。

◎主演のアマンドラ・ステンバーグが演技力抜群。繊細な立ち位置の役を見事に演じきっている。

ここがBAD…

△警官の叔父が話したように幼馴染が殺されたのにも単純ではない理由があったはずだが、その点はスルー。

評価

4.3/5.0

スタッフ・キャスト

監督 ジョージ・ティルマン・Jr.

アマンドラ・ステンバーグ:スター・カーター
レジーナ・ホール:リサ・カーター
ラッセル・ホーンズビー:マーベリック・“マブ”・カーター
K・J・アパ:クリス
コモン:カルロス
アンソニー・マッキー:キング

予告編

コメント

タイトルとURLをコピーしました