【感想】女と男の観覧車(2018年)

【感想】女と男の観覧車(2018年)

女と男の観覧車(原題:Wonder Wheel)

ポスター画像

あらすじ

コニーアイランドの遊園地内にあるレストランで働いている元女優のジニーは、再婚同士で結ばれた回転木馬操縦係の夫・ハンプティと、ジニーの連れ子である息子のリッチーと3人で、観覧車の見える安い部屋で暮らしている。しかし、ハンプティとの平凡な毎日に失望しているジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしながら劇作家を目指している若い男ミッキーと不倫していた。ミッキーとの未来に夢を見ていたジニーだったが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナの出現により、すべてが大きく狂い出していく。(映画.comから)

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督 ウッディ・アレン
製作 レッティ・アロンソン、エリカ・アロンソン、エドワード・ワルソン
製作総指揮 アダム・B・スターン、マーク・アタナシオ、ロナルド・L・シェ
共同製作 ヘレン・ロビン
脚本 ウッディ・アレン
撮影 ビットリオ・ストラーロ
美術 サント・ロカスト
衣装 スージー・ベンジンガー
編集 アリサ・レプセルター

キャスト
ケイト・ウィンスレット:ジニー
ジャスティン・ティンバーレイク:ミッキー
ジム・ベルーシ:ハンプティ
ジュノー・テンプル:キャロライナ
ジャック・ゴア:リッチー
デビッド・クラムホルツ:ジェイク
マックス・カセラ:ライアン

予告編

感想・レビュー

ウッディ・アレン監督作品は、作品数が多いわりには、実は3本くらい観ていなかったりする。というのも、最初に観た作品が「それでも恋するバルセロナ」で、これが自分には全く合わなかったというのが大きい。あれは本当に意味不明としか言いようのない話で、感性が違い過ぎてなんも言えねえ、みたいな。知らんがな、みたいな。ただ、「ミッドナイト・イン・パリ」と「ブルージャスミン」は全然良かったので、今作はイケるんじゃないかと期待を胸に、なんばパークスシネマで鑑賞してきましたよ。

さて、内容はというと、これは直球ど真ん中の”イタい女”系映画。自分の中でそのジャンルの映画は「ヤング≒アダルト」と上でも挙げた「ブルージャスミン」の2大巨頭だったのだけど、それに並ぶ作品が現れた感じ。ケイト・ウィンスレット演じるジニーがイタすぎて見てられない。ラストの長回しのシーンとか半端ない。演技派として有名なケイトだけど、本当に役の幅が広い上に、全部お見事ってレベルなのだから、しみじみすごいなあと。近年だとデキる秘書っぽい「スティーブ・ジョブズ」での役も最高だったけど、やっぱり一番向いてるのは今作みたいな欲求不満な中年女性なんじゃなかろうか。「とらわれて夏」でもそんな役柄だったけど、右に出る者はいないってレベル。

と、ケイト・ウィンスレットの演技は圧巻なのだけど、それ以外はなんとも上手く噛み合ってないというか、ちょっとよくわからん感じ。ナレーション的に解説してくれるジャスティン・ティンバーレイクとか、面白いんだけど人間味を感じないというか。ジニー以外の登場人物が、ただの脇役っていう感じに見えてしまうのが残念。

あと、昼ドラみたいな邦題がなんかしっくりこないなあと。いや、確かにメロドラマだから合ってるのかも知れないけれど。部屋を照らす観覧車の淡い光が印象的なのに、その観覧車の冠が”女と男の”じゃ、ちょっとねえ。個人的には原題のまま「ワンダー・ホイール」でもよかった気がします。

評価

管理人の評価:★★★(3.0/5.0)

ケイト・ウィンスレットに関しては間違いないので、ファンの人は観るべき。舞台のコニー・アイランドも魅力的なんだろうけど、視覚的にうるさい感じがして、自分としてはあまり得意ではなかった。ストーリーもウッディ・アレン節といえばそれまでなのかも知れないけど、肩透かし感が強い。その辺が楽しめれば、もっと評価してもいいかも。全体的に散漫な印象で、自分はピンとこなかったのでこの評価。。。

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