ザ・スクエア 思いやりの聖域
あらすじ
現代アート美術館のキュレーターとして周囲から尊敬を集めるクリスティアンは、離婚歴があるものの2人の娘の良き父親で、電気自動車に乗り、慈善活動を支援している。彼が次に手がける展示「ザ・スクエア」は、通りかかる人々を利他主義へと導くインスタレーションで、他人を思いやる人間としての役割を訴えかけるものだ。そんなある日、携帯電話と財布を盗まれたクリスティアンは、その犯人に対して取った愚かな行動によって予想外の状況に陥ってしまう。(映画.comから)
スタッフ・キャスト
監督 リューベン・オストルンド
製作 エリク・ヘンメンドルフ、フィリップ・ボベール
製作総指揮 トマス・エスキルソン、アグネタ・ペルマン
キャスト
クレス・バング:クリスティアン
エリザベス・モス:アン
ドミニク・ウェスト:ジュリアン
テリー・ノタリー:オレグ
予告編
感想
2017年のカンヌでパルムドールを受賞したけれど、日本ではあまり騒がれていないようなイメージだった本作。とはいえ、予告編は面白そうだったし、パルムドールを見逃す選択肢はない!ということで、ゴールデンウィーク前半になんばパークスシネマで鑑賞してきました。
全体を通して、なんともいえないシュールさと気まずさが続く感じで、これを楽しめないと結構ツライかもしれないなと。
主人公のクリスティアンが、盗まれた携帯電話と財布を取り返そうとしたことをきっかけに、物語がどんどんおかしな方向に転がっていってしまうのだが、クリスティアン自身は悪人でもなんでもないので本当に気の毒になる。クリスティアン自身は、人より少しプライドが高いだけのいたってまともな人間でとても人間味に溢れるキャラクターなので、観客は嫌が応にも彼に感情移入してしまう。
作品のテーマとしては「他者への無関心や欺瞞」「階層間の断絶」とかがあるようだけど、そういった固い言葉で表すよりももっと身近な問題として、自分に置き換えて考えさせらせる作品でした。
まあ、社会的なテーマや風刺的なことは置いておいても、シュールな空気を楽しむだけでもありなんじゃないかと。コンドームの奪い合いとか、謎のゴリラとか、チンパンジーのモノマネ男の暴走とか見てるだけでも楽しめる。ちなみに、後ろの二つに関しては見終わった後でもどう解釈していいのかわかりません笑
リューベン・オストルンド監督については、前作の「フレンチアルプスで起きたこと」も未見なのだけど、こちらも予告編を見る限り、すごく気まずそうな空気が流れる映画の予感です。こういうブラックな作風が売りの監督なのかしら。
評価
管理人の評価:★★★☆(3.5/5.0)
ものすごく興味深い作品なのは間違いないけど、好きなタイプの作品ではないのでこの評価。ただ、ラストシーンのいたたまれなさと余韻はすごく好き。
コメント
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