【感想】プーと大人になった僕(2018年)

【感想】プーと大人になった僕(2018年)

プーと大人になった僕(原題:Christopher Robin)

ポスター画像

あらすじ

かつて「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わしてプーと別れた少年クリストファー・ロビン。月日が流れ大人になった彼は、愛する妻や娘とロンドンで暮らしながら、旅行カバン会社のウィンズロウ社で多忙な日々を送っていた。しかし、忙しすぎるゆえに家族との約束も守ることができず、思い悩んでいた彼の前に、かつての親友プーが現れ……。(映画.comから)

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督 マーク・フォースター
製作 ブリガム・テイラー、クリスティン・バー
製作総指揮 レネ・ウルフ、ジェレミー・ジョーンズ
キャラクター創造 A・A・ミルン、E・H・シェパード
原案 グレッグ・ブルッカー、マーク・スティーブン・ジョンソン
脚本 アレックス・ロス・ペリー、トム・マッカーシー、アリソン・シュローダー
撮影 マティアス・クーニスバイゼル
美術 ジェニファー・ウィリアムズ
衣装 ジェニー・ビーバン
編集 マット・チェシー
音楽 ジェフ・ザネリ、ジョン・ブライオン

キャスト
ユアン・マクレガー:クリストファー・ロビン
ヘイリー・アトウェル:イヴリン・ロビン
ブロンテ・カーマイケル:マデリン・ロビン
マーク・ゲイティス:ジャイルズ・ウィンズロウ
ジム・カミングス:プー(声)/ティガー(声)
ブラッド・ギャレット:イーヨー(声)
トビー・ジョーンズ:オウル(声)
ニック・モハメッド:ピグレット(声)
ピーター・キャパルディ:ラビット(声)
ソフィー・オコネドー:カンガ(声)
サラ・シーン:ルー(声)

予告編

感想・レビュー

もともとディズニー作品とは相性が悪いこともあって観賞する予定のなかった本作ですが、『顔たち、ところどころ』の上映時間とちょうどいい感じで連続観賞できそうだったので、なんばパークスシネマにて観賞してきました。

自分はディズニー作品の予定調和なハッピーエンド的な流れであったり、万人受けを狙った作品の毒抜き加減があまり好きではないのですが、ディズニーのキャラクター自体はすごく好きで。中でもプーさんは好きなキャラクター(一番好きなのはグーフィー)ということもあって本作には興味を持ってたのですが、クリストファー・ロビン役がユアン・マクレガーというのがナイスだなあと。ユアンってなんだか優しい目をしてるんで癒されるんですよね。

さて内容はというと、もともとアニメのプーさんを実写化したことによる違和感とか弊害みたいなものは全くなし。年季を感じさせる人形っぽさがすごく良くできてる上に、プーさんの物語の舞台である100エーカーの森もケチのつけどころがなく、その点に関してはファンも納得の満点の出来だったんじゃないでしょうか。どのキャラクターも生き生きしてたのですが、プーさん以外だとイーヨーが個人的にはツボでした。

あとはストーリーがどうかというところなんですが、これが個人的には全然納得できない感じ。家庭を持ってしっかり社会人として仕事(ブラック気味)をするクリストファー・ロビンのもとにプーさんがやってきて、”それは風船より大切?”とかなんとか聞いてくる感じの話で。プーさんのありがたいお言葉にほだされて観客がどんどん洗脳されていく様は、あたかも新興宗教のように感じなくもない。「教祖プーのなにもしない教」とでも呼ぶべきでしょうか。

個人的には、終盤までのクリストファー・ロビンの姿勢こそが共感できる考え方で。やっぱり大人には支えるものがあって責任もつきまとう。そんなところに昔のままのプーが子供の理論を押し付けてくるのは、堪え難いものがあって。強引に100エーカーの森に送り返そうとするクリストファー・ロビンを見て、そりゃそうだよなあと。罪のないプーさんにイライラしてしまう自分は非常に心の狭い人間だと実感させられます。。。

それに加えて、ラストの予定調和からの子供帰りとも取れなくもない展開は、大人になることを拒否した現実逃避にも見えて、ひどくガッカリさせられてしまいました。自分が見たかったのは、本当の意味でのプーとの別れと、家族との対話だったのになあ。プーさんの役割は、家族との対話を促すきっかけくらいでもよかったのでは。やっぱり大事なのはワークライフバランスですな。

評価

管理人の評価:★★★(3.0/5.0)

ストーリーが自分にはハマらなかったけれど、すごくいい映画なのは間違いない。なによりプーさんの可愛さは殺人級なので、ビジュアル面では非常に満足。ストーリーに関しても世間での評判はすこぶる良いみたいなので、自分のようなめんどくさい人間には合わなかったというだけなのだろうと思います。まあ、ディズニーのストーリーってそういうものなのよね、と納得することにします。

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