【感想】ウインド・リバー(2018年)

【感想】ウインド・リバー(2018年)

ウインド・リバー(原題:Wind River)

ポスター画像

あらすじ

ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。(映画.comから)

スタッフ・キャスト

スタッフ
監督 テイラー・シェリダン
製作 ベイジル・イバニク、ピーター・バーグ、マシュー・ジョージ、ウェイン・L・ロジャース
製作総指揮 エリカ・リー、ジョナサン・ファーマン、ブレイデン・アフターグッド、クリストファー・H・ワーナー、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・C・グラッサー、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ニック・バウアー、ディーパック・ネイヤー、ティム・ホワイト、トレバー・ホワイト、ニコラス・シャルティエ、ジョナサン・デクター、バンサン・マラバル、ブラヒム・シウア
脚本 テイラー・シェリダン
撮影 ベン・リチャードソン
美術 ニール・スピサック
衣装 カリ・パーキンス
編集 ゲイリー・ローチ
音楽 ニック・ケイブ、ウォーレン・エリス

キャスト
ジェレミー・レナー:コリー・ランバート
エリザベス・オルセン:ジェーン・バナー
ジョン・バーンサル:マット
ジル・バーミンガム:マーティン
ケルシー・アスビル:ナタリー
グレアム・グリーン:ベン
ジュリア・ジョーンズ:ウィルマ
テオ・ブリオネス:ケイシー
タントゥー・カーディナル
エリック・ラング
トカラ・クリフォード:サム
マーティン・センスマイヤー:チップ
オースティン・グラント
イアン・ボーエン
ヒュー・ディロン
マシュー・デル・ネグロ
ジェームズ・ジョーダン

予告編

感想・レビュー

作品のポスターに、”「ボーダーライン」テイラー・シェリダン監督作品” という記載があるが、「ボーダーライン」はドゥニ・ビルヌーブが監督なので、誤解なく言えば「ボーダーライン」脚本のテイラー・シェリダンの初監督作品というのが正しいような。アーロン・ソーキン監督の「モリーズ・ゲーム」もそうだったけど、今年は名脚本家の初監督作品が多いなあ。不穏な空気が好みだったので、プレミアムフライデー(既に死語)の仕事終わりになんばパークスシネマにて鑑賞。地味な作品のわりに結構客が入ってましたよ。

予告編を見た感じから、「ウィンターズ・ボーン」のハードボイルド版みたいな、村ぐるみで殺人を隠蔽する閉鎖したコミュニティでのクライムサスペンスっぽいのを予想してたんですが、結構違った感じです。確かに、閉鎖した村社会が描かれてはいるんですが、本作の村の人はみんないい人なのでちょっと安心。不審な死を追うミステリー的な部分は結構あっさり気味で、怪しそうなとこを当たってみたらわりとあっさり犯人に辿り着いちゃうという。

そんな本作の見所は、ジェレミー・レナーが演じるコリーの、悲しみを背負った男っぷりでしょう。こういうのにほんと弱いんだよなあ。ストーリー自体はストレートなので、演技の説得力がものを言うというか。その点、今作は間違いなしで、少なめのセリフにも全てに深みと重みがある。

個人的には、遠景のカメラワークに轟音を合わせるっていうドゥニ・ビルヌーブ監督がやりそうな手法を使ったりしてたのが面白かったり。アーロン・ソーキン監督の「モリーズ・ゲーム」もデヴィッド・フィンチャーっぽいとこがあったので、やっぱり初監督作品となると今までに携わった作品から影響を受けるんだなあと。

評価

管理人の評価:★★★★(4.0/5.0)

初監督作品とは思えないクオリティ。テイラー・シェリダンの脚本は、現代を舞台にした西部劇っぽいのが特徴らしく、今作もそんな感じ。特に今作は勧善懲悪がはっきりしてて、悪人はきっちり裁くのでスッキリ。最後にうっすらと希望が見えるのもグッド。良作。

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